奥田善巳
1931年京都府生まれ。1960年代から神戸を拠点に活躍した現代美術作家。
当初は立体作品やドローイングによるコンセプチュアル(観念的)な作品を制作していたが、1980年代以降は抽象表現による油彩画を発表。
一見、無表情で荒々しいが、近くでよくよく目を凝らしてみると、力強く感じる筆跡の、その途切れる先でも感じる生命力を感じる。
木下佳通代
1939年神戸生まれ。関西戦後芸術を代表する美術家のひとり。
1973年頃から1980年頃には、ゼログラフィー(青焼き写真)と呼ばれる電子複写技術を使用した作品を制作。
図形を描いた紙を折ったり歪ませたりして変形させたものを撮影し、その上にさらに同じ線や円の平面的な図像を描いた作品群。
過去から切り取られた現実に加えられるリアル。
写真から「作品」というものに昇華されていく息遣いを感じる作品。
70年代半ばまでは主に写真を用いて制作してきた木下だったが、70年代の後半からは、平面と空間における存在の在り方、存在そのものを平面上で作るという新たな表現の試みへと移行。
場所 | Gallery Shimada 〒650-0003 神戸市中央区山本通2-4-24リランズゲートB1F・1F |
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日にち | 2021年2月20日(土)~3月3日(水) |
時間 | 11:00-18:00 ※最終日は16:00まで |
ACCESS | http://gallery-shimada.com/?page_id=1699 |