今まで何度か紹介したラインの館について詳しく紹介していきます!【2022年ver.】
ラインの館が建築されたのは1915年。フランス生まれのドレウェル夫人が1920年に亡くなるまでこの館で暮らしていました。
1978年、神戸市が購入して一般公開のための工事を行い、地区内の案内センターとして整備しました。
その際、市民から愛称を募集し、元住人のオーバーライン氏の故国ドイツのライン川と、壁面の下見板の美しい直線美にちなんで「ラインの館」と名付けられました。
日本人には洋風建築に見えるこのラインの館。しかしここに訪れる外国人観光客の中には和風の建物のように感じる人もいるのだとか…
和瓦の屋根と開放されたベランダがあるヨーロッパ風の建物の様式がそう感じさせるのかもしれません。
みなさんはどう感じるか、ぜひ体験しに行ってみませんか?
1階 居間 まちあるきガイド
1階 応接間 撮影スポット 期間限定で飾られているクリスマスツリー
ラインの館では様々なアートデザイン展が開かれており、今月11月は「cotolie個展 GOKIGEN Collection」を開催しています。
くまをモチーフに月のリズムと星座をテーマに、新月と満月の日に描いた12星座のカード集を楽しむことができます。
11/23(水祝)まで開催しているので、ぜひ行ってみてください!
↓【2021年ver.】
施設の紹介
この建物は大正4年(1915年)に建築されましたが、木造二階建下見板張りオイルペンキ塗りで、開放されたベランダ、ベイ・ウィンドなど、明治時代のいわゆる異人館の様式をそのまま受け継いでます。
昭和53年の一般公開の際にこの館の愛称を公募した結果、「ラインの館」となりました。
先の震災では、煙突の落下や内部の壁のひび割れなどの被害を受けたため、修復工事を行ないました。
現在は、1階に休憩室・展示室・お土産物コーナーを配置し、2階には北野異人館街の歴史や震災関係の展示などを行い、皆様に気軽に入館いただける雰囲気づくりに努めています。
建物の耐震対策・保存修理工事の為、長期全面休館中でしたが、それも無事に終わり、2019年4月よりリニューアルオープンしました。
見学レポート
大正4(1915)年に建てられた旧ドレウェル夫人邸、現在は「ラインの館」という名称で呼ばれています。
平日にも関わらず、館内は「映え」を目指すお客さんで賑わっていました。
入口からまず見えるのは今では珍しい暖炉。
備え付けられている鏡で髪を整えていざ、中へ入ります。
公式の撮影スポットにもなっている応接間。
ピアノの上にあるブルグミュラー(楽譜)は、ピアノを習っていた方は懐かしいと感じるかもしれません。
1階には売店もあり、神戸のお土産や雑貨、ガチャガチャなども楽しむことができます。
売店の隣には居間があり、まちあるきの案内をしてくれます。
この後どこに行こう?と悩まれた方はここで次の目的地を決めるとスムーズに。
1階で雰囲気や町並みについて知った後は、赤い絨毯が高級感を出している階段を上り、2階へと上がります。
上って右側にある部屋が多目的室。ここでは期間限定で様々な展示会が開催されています。
左側の部屋では北野の歴史やこの館の修理の記録がパネルやビデオで紹介され、続く廊下では北野の街並みを楽しむことができます。
天気が良い日にはこのように光が入り、どこか学校を彷彿とさせます。
続いて庭にあるテラス席へ。
おしゃれな外観に真っ白なイスとテーブル。
花壇には色とりどりの花が植えられています。
テラスと玄関の間にいる3匹の犬にお別れを言ってラインの館を後にします。
この異人館は、木造二階建下見板張りオイルペンキ塗りで、開放されたベランダ、イ・ウィンドなど、明治時代のいわゆる異人館の様式をそのまま受け継いでます。
昭和53年の一般公開の際にこの館の愛称を公募した結果、「ラインの館」となりました。
先の震災では、煙突の落下や内部の壁のひび割れなどの被害を受けたため、修復工事を行ない、2017年には建物の耐震対策・保存のため、2度目の修理工事を行いました。
現在はインスタグラムで映えると話題になり、ここでウエディングフォトを撮る方も増えています。
北野に来た際は、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
施設詳細
住所 | 〒650-0002 神戸市中央区北野町2-10-24 |
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TEL | 078-222-3403 |
ジャンル | 伝統的建造物(公開) |
入館料 | 無料 |
営業時間 | 9:00~18:00(入館は17:45まで) |
定休日 | 6、2月の第3木曜日(定休日が祝日の場合、翌日休) |