施設の紹介
中国の政治家・王兆銘(1883~1944年)が1940年、南京に親日政府を樹立したとき、中国領事館として神戸に建てた。
中庭に設置されている一対の狛犬(獅子像)はどちらも口を「阿」形で開いており、その間を歩けば「愛情に恵まれる」といわれている。
家具調度品、置物、美術品など中国製で統一され、当時をしのばせる。
なかでも美術品は、西周時代の古文化財から、現代の水墨画まで及び、芸術的にも、唯一オリエンタルムードに包まれている。
おすすめポイント
西周時代の銅鐸「百乳文鎮」には日本の銅鐸の原型が見える。
漢時代の「馬」 や宋時代の青磁にも焼きものの高度な手腕がのぞく。
さらに紫檀に精微な装飾を施したサロン・セットもぜいを極めている。
現代中国画壇の第一人者、王成喜の墨彩画「春」はこの館の絵画郡の中でもひときわ目立つ。
いずれにせよ、中国の芸術文化の実力をまざまざと見せてくれる。
施設詳細
住所 | 〒650-0002 神戸市中央区北野町2-18-2 |
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TEL | 0120-888-581 |
URL | http://kobe-ijinkan.net/ |
ジャンル | 公開異人館 |
入館料 | ¥550- |
営業時間 | (4月~9月)9:30~18:00 (10月~3月)9:30~17:00 |
定休日 | 年中無休 |